睡眠のメカニズムについて
パーソナルトレーナーのRIKUです。
さっそく本題に入りますが、人はいつ寝たり、起きたりという判断をしているのでしょうか?
現代は目覚まし時計があるので、アラームの音で起きるという方が大半なのではないでしょうか?
しかし、昔は目覚まし時計などもないので当たり前のように決まった時間に寝て起きていました。
この”睡眠のメカニズム”には大きく2つの要因があります。
それは
①概日リズム
②睡眠圧
主にこの2つです。
まず①から説明すると、これは人間の体内に生まれつき備わっている
遺伝子レベルでの体内時計のことを指しています。
人間には1日約24時間ごとに周期があり、このリズムによって日が昇ったら目が覚めて、
日が沈んだら寝るというように睡眠のリズムを決めています。
また、睡眠以外にも体温や代謝、ホルモンの分泌量なども概日リズムによって決定されています。
このリズムがあったから目覚まし時計が無くても昔の人は夜になると眠たくなり、
朝が来たら起きることが出来ていたわけです。
すごいですよね、人体の構造。
そして②の睡眠圧に関してですが、
こちらは”アデノシン”と言われる脳内化学物質が大きく関わっています。
アデノシンは”起きている時間を計測する装置”であり、
起きている時間が長ければ長いほどどんどん蓄積されていきます。
そして、アデノシンが溜まっていくと徐々に脳内の覚醒を下げて、”睡眠”の欲求を高めていきます。
このアデノシンがピークに達した状態が”眠くて眠くてたまらない”という状況で、
大抵の方は12~16時間くらい起きているとこの状態になります。
こんな感じで人間の睡眠のメカニズムって決まってるんですよね。
いやーこんなことが脳内で行われているなんて本当にすごい。
でも、今って昔と違って目覚まし時計なしでは起きられなくなっていますよね?
それにもきちんとした“理由”があるんです。
この続きはまた今度。
それでは。